中国人はお断り!? NASAが「スパイ防止」の理由で中国人の会議出席を禁止に / 米国在住の中国人も対象

dscn2664 イギリス紙の『ガーディアン』が報じたあるニュースが、米中の摩擦にもなりかねないと注目されている。それは、「アメリカ航空宇宙局(NASA)が、国家安全保障を理由に11月に行われる会議について中国人の出席を禁止する」というものだ。 平たく言えば「スパイ防止のため」ということ。関連施設への立ち入りも禁止されていると伝えられている。これはアメリカ在住の中国籍の研究者も含まれるとされ、中国人や関係者から猛反発を受けているというのだ。

・スパイ行為防止のため中国人の会議出席を禁止

中国報道によると、今回の措置は、2013年3月に成立した「NASAで行われる会議には中国籍保有者の出席を認めない」という法律に基づくものだという。 「中国籍保有者」は、中国在住の中国人だけでなく、米国研究機関に所属する中国籍の研究者も含まれる。さらに、この法律では、中国人のNASA施設への立ち入りも禁止されているそうだ。 この法律は、米国議員のフランク・ウルフ氏によって積極的に推し進められたもので、反スパイ活動を目標に外国人のNASA施設への立ち入り禁止を目指すものとされている。

・中国ネットユーザーの反応

「差別だ!」 「なんだよソ連(ロシア)はいいのに、中国はダメなのかよ!?」 「差別っていうか嫌われてるよな」 「差別されて嫌われて、排斥されている」 「冷戦は終わっていなかった」 「しょうがないよね」 「本来なら科学の交流なのに、すっかり政治の話だね」 「中国人はお断り……見たことがあるセリフ」

・米国科学者「中国人出席禁止は恥ずべき行為」

ちなみに、11月に行われる会議は太陽系の外で地球に似た惑星を探す「ケプラー宇宙望遠鏡プログラム」に関する国際会議だ。学者の間では、国防に関係がないテーマであるとされているそうだ。 カリフォルニア大学バークレー校のジェフ・マーシ博士も中国人の会議出席禁止措置について「恥ずべき非倫理的な行為」とコメント。ガーディアン紙に対し、「この会議は地球からはるか遠く何兆キロも離れた星の話です。国防とは全く関係ない」と話したそうだ。また、このままでは会議をボイコットするという科学者もいるという。

・ハイスピードで行われる中国の宇宙開発

だが、中国の宇宙開発のスピードには目を見張るものがある。日本も成し遂げていない独自の有人ロケットの打ち上げを成功、2013年末には月への無人探査機の打ち上げを計画。さらに国際宇宙ステーションの役目が終わる2020年頃を目標に中国独自の宇宙ステーションを計画と報じられている。 米国が「国防のため」、「スパイ防止」と緊張するのもわかる気もするが……なお、“中国人立ち入り禁止法”は特殊な事情がある場合、NASAに立ち入り制限の免除申請を行うことができるそうだ。 参照元:The Guardian(英語)、新華網(中国語) Source : ロケットニュース24 日頃の行いを考えると、しゃーない!