トヨタ燃料電池車公開 水素1回注入650キロ走行 15年発売へ
20131011-281051-1-L トヨタ自動車は、開発中の先進技術を東京都内で報道陣に公開した。2015年の発売を目指す燃料電池車の試作車を初めて披露したほか、10年代半ばに歩行者との衝突を自動回避するシステムを実用化することも発表した。燃料電池車や自動運転技術の開発競争が激しくなる中、技術力の高さをアピールする狙いだ。 15年に発売予定の燃料電池車の試作車は、中型のセダンタイプで、1回の水素注入で約650キロ・メートル走行できる。ほぼ同じ走行性能で市場に投入される。価格は「1000万円を切る水準で、できる限り下げたい」(開発担当者)としている。 水素の供給施設の整備が見込まれる日米欧で発売し、日本では首都圏や中部圏など4大都市圏で先行して売り出す。普及が期待される20年代には、価格を300万〜500万円に下げ、年間数万台の販売を目指す。 トヨタが異例とされる開発中の公開に踏み切ったのは、「15年に必ず間に合わせる決意の表れ」(トヨタ関係者)だ。燃料電池車は二酸化炭素を排出せず、航続距離も普及が伸び悩む電気自動車より長い。次世代エコカーの本命とされ、技術的に先行していることをアピールすることで主導権を握りたいとの思惑もある。 自動運転に関する技術では、高速道路上をほぼ自動走行できるシステムのほか、一般道ではブレーキとハンドル操作を組み合わせて歩行者との衝突を避けるシステムを開発した。センサーで検知した歩行者の動きから衝突する可能性を予測し、減速だけで間に合わないと判断した場合、ハンドルを自動で操作する仕組みだ。 ブレーキだけで衝突を避けるのに比べ、ハンドル操作を加えた場合、事故の回避率は向上するという。 様々な技術を公開したことで、安全な車づくりを強調する狙いもありそうだ。 (2013年10月11日  読売新聞
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