iPhoneで心電図が測定できる!

AliveCor-ECG ■医療機器と許可制度 まず、医療機器という言葉です。

「医療」と「機器」を合わせただけに思われるかもしれませんが、 「医療機器」となると、法律の縛りが生まれていることをご存じでしょうか? みなさんの病気の治療、診断、さらに予防にも関わる重要な機器のことです。 そう考えると、納得いただけるのではないでしょうか。 では、この医療機器というと、具体的にどのようなものなのでしょうか。

医療機器には、ハサミ、メスなどの小物からX線CTやMRIの大型診断機器、そのほかにペースメーカ、人工関節、人工透析装置など、多種多様の製品があります。

身近なものとしては、コンタクトレンズやメガネ、補聴器、さらには血圧計なども、医療機器に分類されます。

これらの医療機器は、誰でも自由に製造したり販売したりできるわけではありません。 薬事法という法律により、医療機器を製造・販売するための許可がないと、医療機器を取り扱うことができないことになっています。逆に言えば、許可をもらえると一定のお墨付きがあるということになります。

日本国内では、医療機器の許可を得るためには、PMDA(医薬品医療機器総合機構)と言われる厚生労働省所管の独立行政法人に届け出・許可申請が必要です。

ちなみに、米国では同じ役割をFDA(食品医薬品局)と言う機関が担っています。

■FDAがスマートフォンのアプリを医療機器として認可

米国での新しい動きです。FDAが、スマートフォン用アプリおよび周辺機器を、医療機器として承認し始めたのです。スマートフォンが医療機器の一翼を担う時代になり始めているということです。

では、どんなアプリが、承認されているのでしょうか。

■iPhoneで心電図測定

AliveCor社「AliveCor’s Heart Monitor」 心電図は、ご存知ですよね。

心電図は、心臓の動きを電気的な波形に現して記録し、それによって心臓の状況を把握します。健康診断や病院で心電図をとったことが一度や二度ならずあるのではないでしょうか。

この心電図測定をiPhoneで利用できるよう、アメリカのAliveCor社が製品を開発しました。

iPhoneにケース状の専用機器を取り付け、アプリをダウンロードすると、心電図が測定できるというものです。

今までは、病院に行って身体にクリップや吸盤をつけて心電図を測定することが当たり前でした。それをiPhoneで代替してしまおうと言う訳です。

その代替イメージが、下記動画で良く表されているのでご覧ください。

YouTube Preview Image

このアプリは、データを簡単に記録できるだけでなく、記録したデータを無線を介してクラウド上(インターネット上にあるデータ保存場所)に蓄積することも可能です。そして、医師がこれらのデータの閲覧をできるようになっています。

Source : 朝日新聞