【世界のホテル】中国の闇アヘンを支配! 伝説の上海ゴッドファーザー「杜月笙(と・げつしょう)」の倉庫に泊まってみた / 1泊1260円~

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旅先のホテルはただ寝るだけの場所じゃない! 宿泊自体がひとつのイベント、旅の大きな楽しみと言えるだろう。

旅のスパイスになりそうな一風変わった宿泊施設を紹介したい。それは、元上海マフィアの倉庫だ。上海が「魔都」と呼ばれた1930年前後、アヘンの闇取引で巨万の富を得、上海を裏で操った伝説のギャングスター「杜月笙(と・げつしょう)」の倉庫である。

・伝説のマフィア「杜月笙」

杜月笙は、戦前の上海を闇で支配していた伝説のギャングだ。秘密結社「青幇(チンパン)」の頭目の一人で、黄金栄(こう・きんえい)、張嘯林(ちょう・しょうりん)と並び「暗黒街の三大ボス」と呼ばれていた。
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3人で設立した「三キン公司(“キン” は、上に金、下に金2つ)」という会社を使って、裏で中国のアヘン流通を支配。表ではフランス租界の行政機関「公董局(こうとうきょく)」で中国人トップの要職につき、また銀行を設立して金融界にも進出。まさに上海の実質的なボスで、政財界の要人のみならず各国の外交使節も軽視できない存在だったという。

そんなとんでもないギャングスター杜月笙が使用していた倉庫に、誰でも泊まることができるのである。

・上海 SOHO インターナショナルユース ホステル

ということで、さっそく元倉庫の「上海 SOHO インターナショナルユース ホステル(上海蘇州河畔青年旅舎)」に泊まってみたぞ。杜月笙関連の施設はほかにも元「三キン公司」総本部だった『ザ・マンションホテル (首席公館酒店)』や、彼の住居として建てられた『ドンフーホテル(東湖賓館)』などがあるが、倉庫というのは異色。アヘン大王の倉庫だなんて、なんだかワクワクする!

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・1泊1260円から! リーズナブルで清潔なゲストハウス

この倉庫は1933年、黄浦江の支流である蘇州河(呉淞江)ほとりに建てられたもの。バンド(外灘)からそう遠くない場所に位置する。倉庫というと味気がないイメージがあるが、実物はというと……何ですかこの赤レンガ × ベルばらみたいな装飾は!? とても倉庫には見えないまるで教会やちょっとしたお屋敷のようだ。

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この魔都上海を代表するような西洋風の倉庫は、歴史的な文化遺産としてユネスコから「アジア・太平洋地域文化遺産保護賞」を受賞しているそう。なんだか気後れしてしまうが、現在はとてもリーズナブルな宿泊施設として運営されている。

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建物は2階建て。男女別のドミトリーと個室に別れている。ドミトリーは風呂・トイレなしで65元(約1260円)、風呂・トイレありが75元(約1450円)。そして個室は全て風呂・トイレありで199元(約3850円)~だ。有料のコインロッカーもあるので、荷物が心配な人はこちらを利用しよう。

・個室に泊まってみた

199元の窓なし個室に宿泊。部屋はカードキーで、ベッド、テレビ、エアコン、シャワー、トイレ、まさかのドライヤーまで設備は一般のホテルと変わらない。シーツもちょっとイイ香りがして清潔そう。清掃にも来てくれる。

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ホテルとの違いは、シーツの交換を事前にお願いしないといけないことだろうか。

また、中国のホテルでの不安事項「シャワーは出るのか」。宿泊客が一斉に使っているのか22時前後はほぼ水しか出なかったが、時間を外せば問題ないので許容レベル。部屋の壁紙や廊下でたまに感じる “謎メルヘン” な絵が「そこはかとなくチャイナ」だが、宿としては全然アリ! 元々倉庫だったとは思えないほどキレイに改築されていた。

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・杜月笙は何を保管していたのか

もちろん「もっと安い宿」や「格式のある宿」は他にもあるが、これほどバックグラウンドが特殊な宿もそうないだろう。「あのギャングスターが出入りしていたかも?」と思うとワクワクする!

ところで、伝説のマフィアはここに何を保管していたのか。もしかしてアヘン!? スタッフさんに聞いてみたところ「わからない」とのことだった。会社のものではなく、杜月笙個人の倉庫。一体何を入れていたのだろう? 一説では、食糧庫だったとも言われているようだ。

・今回ご紹介した宿泊施設の詳細データ

店名 上海 SOHO インターナショナルユースホステル
住所 上海市南蘇州路1307号(地下鉄1号線 新閘路駅より徒歩5分)
宿泊料金 ドミトリー65元~(約1260円~)、個室199元~(約3850円~)

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オリジナル記事: 【世界のホテル】中国の闇アヘンを支配! 伝説の上海ゴッドファーザー「杜月笙(と・げつしょう)」の倉庫に泊まってみた / 1泊1260円~

ロケットニュース24. View original post.