LUMIX G9 PROレビュー:動体撮影には最高のカメラ。ただし重い

連写性能&高速AFのスピードスター。

パナソニックの「LUMIX G9 PRO」を1カ月ほど触ってみました。動画のGH5Sに並ぶ、静止画のフラッグシップモデルだけあり、マイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラの中でもトップクラスのスペックです。

ただ、最初にこのカメラを持った印象は、「マイクロフォーサーズのミラーレスカメラの割には重すぎる」ということでした。本体のみで約586gもあります。ソニーのフラッグシップフルサイズミラーレス機の「α9」は約588gですから、たったの2gしか変わりません。多くの人を驚かせた「スタンダード」ミラーレスカメラのソニーα7IIIは約565gなので、G9 PROよりも軽いんです。正直手に持った瞬間は、想像以上の重さと大きさにがっかりしました。

でも、1カ月ほど使い続けるうちに、その印象はまったく逆のものとなりました。GH5Sの評判に隠れているけれど、「G9 PROは相当良く出来たカメラだ」と。

まずG9 PROの特長といえば、連写性能です。AF固定で秒間約60コマという速度はマシンガンなんてスピードではありません。ショットガンの感覚に近いです。

先日会社でミット打ちをしていた2人をキャッチ。ハイキックがミットに当たった瞬間をバッチリおさえています。秒間60コマといえば、動画の中から画像を切り出すようなものです。60枚の写真の中からベストショットを選べる安心感は貴重です。AF追従でも秒間約20コマで、ソニーのモンスターミラーレスカメラのα9と同じです。連続撮影時の書き込みには少し時間はかかりますが、書き込み中も続けて撮影できるので、常にシャッターチャンスを逃さずにいられます。

AFスピードは、レンズ交換式デジタルカメラで世界最速の約0.04秒。迷いなく、直球で被写体にフォーカスする気持ちよさは格別。ぜひ体感してほしいです。とはいえ、最近はAF速度が約0.05秒のカメラも多いので、そういった機種と比べても明らかな変化は感じにくいです。たったの0.01秒の差を感じられるほどの繊細さは、ぼくにはありませんでした。

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手持ちでシャッタースピード1/15に設定して撮影

暗い場所での撮影で役立ったのが、6.5段分あるボディ内手ブレ補正です。特に夜間の撮影時、シャッタースピードが稼げないときには重宝しました。実感値として、50mmほどのズームで、シャッタースピードを1/15秒稼げれば、手振れはほとんど見られませんでした。ネット上ではシャッタースピード1秒でも手振れしないという猛者がいるほどです(1秒で試してみましたが、ぼくにはできませんでした)。このおかげで、ノイズがでないようISO感度をできるだけ下げて撮影できるのは、かなりの強みです。

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