モバイルTVおよび動画の閲覧者数、2017年までに20億人を突破

株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Juniper Researchが発行した報告書「Mobile/Tablet TV & Video: Content, Broadcast & OTT Strategies 2013-2017 (モバイル/タブレットTV & ビデオ:コンテンツ・ブロードキャスト・OTT戦略)」の販売を開始しました。 Juniper Researchの調査によると、2017年までに20万のモバイルおよびタブレット利用者が、端末を使ってTVや動画を閲覧する見込みです。このことは、短く共有しやすいビデオクリップの人気上昇や、処理が早く、画質の良いインターネット接続機器の世界的な拡大がその理由と考えられます。 同レポートでは、若年層においてTVや動画コンテンツ閲覧の第1手段として、どれだけモバイルが拡大しているか、そしてソーシャルネットワークにおける配信サービスとのシームレスな統合などを検証します。携帯端末やタブレットを通じたコンテンツのシェアは、多くの人にとって直感的に理解できる経験となっています。 さらに、Netflixなどの多くのストリーミングプロバイダのオンラインでの成功が、スマートフォンやタブレットを通じた真のマルチスクリーン体験の提供を可能としています。この動きは、インターネットの配信サービスを利用するため有料のTVサービスを解約する、消費者のケーブルTV離れなど、ペイTVビジネスにも影響を与え始めています。しかし、英国のSkyをはじめとする多くのペイTVプロバイダは、マルチプラットフォーム戦略でこれに対抗しています。 同レポートの著者Sian Rowlandsは、次のように指摘します。「YouTubeなどの企業が、市場進出のため有料チャンネルを試行しています。YouTubeは数多くの端末にプリインストールされており、Androidプラットフォームの請求オプションであるため、モバイル市場全体に極めて大きな影響をもたらすと見られます。」 しかし、YouTubeがこの新しいビジネスモデルで成功するかどうかはまだわかりません。2011年、同様の有料チャンネルが立ち上げられましたが、そのいくつかは事業を継続させられるほどの視聴者を獲得することができませんでした。さらに、AppleとiTunesの協調体制が持つ、スマートフォン・タブレット向け映画レンタルという地盤を前提としても、YouTubeの映画レンタルサービスでの成功は限定的です。 モバイル、タブレット視聴者数の成長を加速させるさらなる領域は、改良端末の導入です。発展途上地域ではフィーチャーフォンが引き続き主流ですが、フィーチャーフォンは以前のような扱いにくく低品質なものではなくなっています。さらに、多くの発展途上地域では固定線ブロードバンドの浸透率がまだ低く、したがって無線端末の導入率が高くなっています。この2つの要素により、特定の地域ではニュースやスポーツ、音楽などの動画コンテンツを閲覧するのに、携帯端末が唯一の機器となっています。 [Source : ASCII.jp 2013年05月29日]