10(ヒトマル)式戦車、いーすね!

800px-JGSDF_Type10_tank_20120527-16 陸上自衛隊の最新の国産主力戦車であり、国産の自衛隊装備品としては四代目となる。自衛隊は第三世代戦車であった先代の90式戦車を上回る、第四世代戦車と定義している。 開発は防衛省技術研究本部、試作・生産は三菱重工業が担当した。戦闘力の総合化、火力・機動力・防護力の向上、小型・軽量化などを達成し、2009年(平成21年)12月に「10式戦車」と命名された。 主砲には日本製鋼所の国産44口径120mm滑腔砲(軽量高腔圧砲身)を備え、新型の国産徹甲弾の使用により貫徹力を向上させている。また、90式と同様に自動装填装置を採用し、乗員は車長・砲手・操縦手の3名である。小型・軽量化と応答性・敏捷性の向上のため、水冷4サイクルV型8気筒ディーゼルエンジンと油圧機械式無段階自動変速操向機 (HMT) を組み合わせた動力装置(パワーパック)を搭載する。また、全国的な配備・運用のために車体を小型軽量化したことで重量は約44トンに抑えられており、さらに着脱が容易なモジュール型装甲を実装している。日本の戦車・戦闘車両としては初めてC4Iシステムを装備したことも特徴である。ニコニコ超会議2にて行われた「10式戦車開発者によるトークショー」では、冷暖房を装備していることを開発者が明かにしている。 平成22年度(2010年)より調達が開始されており、平成23年度(2011年)より富士教導団戦車教導隊などから順次部隊配備される。平成24年(2012年)に量産第1号車が富士学校機甲科部に引き渡され、平成24年(2012年)12月に駒門駐屯地の第1戦車大隊へ配備された。 開発経緯 日本を防衛するための能力を将来にわたって維持するため、将来戦に対応できる機能・性能を有した現有戦車の後継が必要とされた。導入する戦車の条件として、C4Iシステムによる情報共有および指揮統制能力の付加、火力・防護力・機動力の向上、全国的な配備と戦略機動のための小型軽量化が求められた。 現有戦車の改修や、諸外国で装備されている戦車の導入も検討されたが、防衛省の政策評価書によれば次のような理由から不適当であるとされた。 現有の74式戦車および90式戦車を改修する場合、C4Iシステムを付加するには内部スペースが足りず、設計が古いことから将来戦に求められる性能が総合的に不足する。 諸外国の新鋭戦車を導入する場合、いずれも90式戦車より大型で重量が約6から12トン重い上、陸上自衛隊でそのまま利活用できるC4Iシステムを搭載しておらず、独自のC4Iに適合させるための改修が必要である。 以上の理由から既存の戦車の改修によって目標を達成することは困難であり、将来の各種任務に必要な性能を満たす戦車を装備するためには新戦車の開発を行うことが適当と判断された。 開発を担当したのは防衛省技術研究本部の技術開発官(陸上担当)、試作・生産は主契約企業の三菱重工業である。開発は平成14年度(2002年)から平成21年度(2009年)まで行われ、試作については平成14年度から平成20年度(2008年)にかけて、試験については平成16年度(2004年)から平成21年度にかけて実施された。 2008年2月13日、神奈川県相模原市の技術研究本部陸上装備研究所で新戦車の試作車両として初めて報道公開された。また、同時に主な諸元、砲塔内の一部を撮影した写真、走行・射撃映像なども報道向けに公開された。記者会見では価格についての質問があり、担当者から希望的なニュアンスで7億円との回答があったとされる。試作車両の車体後部左側面の銘板には「新戦車(その5)戦車(その2)戦車2号車」と書かれており、複数の雑誌で2008年1月に完成した試作2号車と記述していた。 2010年6月14日、静岡県駿東郡小山町の陸上自衛隊富士学校(富士駐屯地)で10式戦車の試作車両として報道関係者に公開され、90式戦車と並走した。同年7月11日に行われた富士学校・富士駐屯地開設56周年記念行事では2両の試作車による走行展示が行われ、これが初の一般公開となった。なお、7月9日の予行でも報道関係者に公開されている。 2010年10月24日には、埼玉県の朝霞訓練場で行われた自衛隊観閲式で展示が行われた。ただし、観閲行進には不参加。 仕様 火力・防護力・機動力などの性能は、90式戦車と同等かそれ以上を目標としている。乗員は車長、砲手、操縦手の3名。 将来の対機甲戦闘および機甲打撃を行いうる性能と、ゲリラコマンド攻撃の対処における優位を確立するため、以下を開発のコンセプトとしている。
  • 高度なC4I機能等の付加
  • 火力・防護力・機動力の向上
  • 全国的な配備に適した小型軽量化
  • 民生品の活用(COTS)および部品の共通化等によるライフサイクルコストを含む経費の抑制
  • 将来の技術革新等による能力向上に対応するための拡張性の確保
量産型の車体 試作車両と細部が異なる乗員との対比でも解るようにコンパクトである

火力

火砲・弾薬

砲塔上面に各種センサー類、及び12.7mm重機関銃M2を備える
砲塔上面に各種センサー類、及び12.7mm重機関銃M2を備える
主砲は従来の44口径120mm滑腔砲より13%軽い、新開発された軽量高腔圧砲身の日本製鋼所製の国産44口径120mm滑腔砲を装備、砲弾は発射薬や飛翔体構造を最適化した国産の新型徹甲弾が開発され、55口径120mm滑腔砲弾薬に匹敵もしくはそれ以上とされる高威力化を達成している。新型弾薬に合わせ薬室の強度も強化されている。また、将来的に必要であれば55口径120mm戦車砲に換装可能なよう設計されている。 10式戦車の開発では90式戦車で使われる120mm戦車砲弾の転用・使用を考慮していた。主砲を構成する一部の部品にラインメタルからライセンス生産された技術が使用され、90式の主砲弾も使用できるとされている。なお、10式用の砲弾は徹甲弾の他に空包が調達されている。これにより、訓練や演習時、記念行事などでの模擬戦闘で90式ができなかった空包射ができるようになる。 副武装として主砲同軸に74式車載7.62mm機関銃、砲塔上面には12.7mm重機関銃を装備している。また、12.7mm重機関銃用の銃架は、車長用潜望鏡上部にある円形のレールに取り付けられ、旋回式となった。

自動装填装置

自動装填装置を装備し、砲塔後部バスル内にベルト式の給弾装置を配置していると見られている。戦車用自動装填装置の多くは装填時の角度が決まっており、装填のたびに主砲をその角度に戻す形式だが、10式戦車の自動装填装置は主砲にある程度の仰俯角がかかっていても装填が可能とされる[10]。また、砲塔後面には給弾用ハッチがあり、そこから自動装填装置への給弾を行う[14]。 砲弾の搭載弾数については、自動装填装置内で「現時点で14発」とする記事[10]や、砲塔弾薬庫に14発、砲手の後方に2発、車体に6発の計22発が収納できるとする記事[15]のほか、90式戦車とほとんど変わらないという記事[11]があり、こちらでは90式は自動装填装置内と車体内に各18発と戦闘室内に4発の計40発が搭載可能と記述している。

指揮・射撃統制装置

指揮・射撃統制装置に関しては走行中も主砲の照準を目標に指向し続ける自動追尾機能があり、タッチパネル操作でも主砲の発砲が可能である。無線通信、レーザーセンサー、赤外線、ミリ波レーダー等のすべてのセンサが完璧に機能する条件下では、小隊を組んだ10式戦車同士の情報のやり取りで、8標的まで同時補足し、これに対する同時協調射撃が可能となる。小隊長は10式に装備された液晶ディスプレイをタッチパネル操作することで、各車に索敵エリアを指示したり、「自動割り振り」表示を押すことで各車に最適な標的を自動的に割り振り、同士撃ちや重複射撃(オーバーキル)を避けながら効率よく標的を射撃することが可能になっている[16]。 10式の試験項目には、直進及びスラロームの走行状態を模擬した加振を新戦車模擬砲塔部に与え、射撃統制誤差に関するデータを取得する性能確認試験の内容がある。平成24年度富士総合火力演習で、大きく左右に蛇行しながら正確な行進間射撃を行う「スラローム射撃」及び急速後退しながら正確な射撃を行う「後退行進射撃」を実演した。「スラローム射撃」は先代の90式戦車では行えなかった射撃方法でもあり、90式以上の高い砲安定化能力を有しているのが分かる。また、ニコニコ超会議2内で行われた「10式戦車開発者によるトークショー」では、演習で披露された静止目標に対するスラローム射撃よりも難易度の高い、動目標に対するスラローム射撃でも百発百中の命中精度を有していることが語られている。[17] 車長用潜望鏡後方の高い位置に設置された、車長用視察照準装置の赤外線カメラ部は全周旋回可能、C4Iによる情報の共有などもあり、味方と連携して索敵、攻撃を行うハンターキラー能力は90式と比べて向上しているとされる[10]。 2008年2月の試作車両の報道公開に際し、砲塔上面から砲塔内部の視察が行われたほか、車長席と砲手席のモニタおよび操作パネル周りの写真も公開された。写真には砲手席に直接照準眼鏡と砲手用潜望鏡が写っているが、この写真が報道公開された車両のものかは明らかでない。

防護力

直接防護力[編集]

防護力に関しては、新たに開発した複合装甲を使用し、防御力を下げることなく軽量化を図っている。90式戦車に採用されている複合装甲が開発されてから20年近く経過した現在、当時と同じ材質を用いた場合70%、最新の理論と素材を用いた場合30%の重量で90式と同じ防御能力が得られるとの意見がある。 2006年に公表された防衛省技術研究本部のウェブサイト内の資料である「公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく随意契約に係る情報の公表(物品役務等)」には、岐阜県の神岡出張所にて実施される正面要部耐弾性試験に関する内容が記載されている。これによると新型試作砲である120mm架台砲IV型、そして新型試作砲弾である徹甲弾IV型を用いること、それらを用いた射距離250メートルの射撃により砲塔正面左右及び車体正面モジュール型装甲の耐弾性評価を実施するとされる。 列国の軍隊の現存する様々な砲弾に対して全て抗堪できる優れた防護能力を持っている[17]。 炭素繊維やセラミックスの装甲板への使用や、小型化などにより、全備重量は90式より約12%ほど軽量になったとされる。 正面要部(砲塔・車体正面)には90式と同じく複合装甲が組み込まれており、90式は内装式モジュール装甲であると言われているが、10式戦車の場合は砲塔正面、車体正面とも外装式モジュール装甲と報じられている[18]。 正面要部には、複数本のボルトで固定された装甲板が確認できる。砲塔部の装甲板は先端が楔形であり空間装甲としての効果などがあると考えられている。また、操縦手用ハッチ上方の一部の部分は内側に引き込まれる形で垂直になっており、この垂直部分を隔てた更に奥に複合装甲からなる主装甲が存在する。車体部の装甲板の内側には前照灯が確認できる。砲塔部・車体部どちらの装甲板も、90式のキャンバスカバーのように正面要部を覆うようにボルトで取り付けられている。 90式の防盾は正面投影面積が左右対称だったが、10式では直接照準眼鏡と同軸機銃のない側である防盾右半分の面積を小さくしている。 砲塔本体の両側面には分割式の増加装甲が装着されており、試験映像ではこれが取り外された状態で走行・射撃試験が行われている。この増加装甲は空間装甲と物入れを兼ねており、必要に応じて内部に装甲を追加するという見方がある。砲塔後部のバスケットはスラット装甲を兼ねていると見られる。両者ともに歩兵用携帯対戦車兵器による攻撃からの防御を考慮したものと報じられた。防衛省技術研究本部のウェブサイトで公開されている写真などから、両者ともに砲塔本体に対して水平方向にボルト止めされることが窺える。 全備重量は基本40トン/通常44トン/最大48トンとする説[15]や、増加装甲を最大限取り付けると全備重量が48トン、公開された試作車両が44トンと記述する説[19]がある。

間接防護力[編集]

砲塔側面前方には発煙弾発射装置が取り付けられている。なお、90式戦車の発煙弾発射装置はレーザー検知装置と連動するようになっており、10式戦車も同様の機能を有していると考えられる。 既存の戦車には見られなかった10式の特徴として、全周囲を走査可能なよう砲塔の四隅に配置されたセンシング装置がある。詳細な性能については非公開だが、レーザー検知器と、MEMS技術を用いた赤外線イメージセンサ、パッシブ方式のミリ波レーダー検知器とする説がある。また、10式の車両構造は対IR化のため最適化され、IRステルス性が向上しているとされる。 車体側面、鋼製スカートの下にあるゴム製スカートはステルスを目的としている。

機動力

戦術機動性

2005年(平成17年)10月25日に防衛省技術研究本部のサイト内に新設された「外部評価委員会 評価結果の概要」は、新戦車のエンジンは「90式戦車と同等あるいはそれ以上の機動性能を実現可能な、新戦車用動力装置(エンジン、冷却装置および変速装置)」を目的とした試作がなされ、
  • 4サイクル水冷ディーゼルエンジン
  • 可変ノズル排気ターボ過給装置方式
  • 電子制御式ユニットインジェクタ方式
  • 90°V型8気筒
の4点が試作品の基本設計結果としている。 この新戦車用機関の設計について外部評価委員会は「動力装置の設計は、現時点での最新技術を導入した正攻法なものと考えられる」とまとめている。
車体後方
車体後方
小型・軽量な水冷4サイクルV型8気筒ディーゼル機関を採用し、燃費向上や黒煙低減などが図られている。最大出力は1,200ps/2,300rpm。出力重量比は約27ps/tで、90式戦車の約30ps/tと比べれば若干低いが、出力1,500ps重量55tの戦車とほぼ同等である。また、後述のHMTにより伝達効率の改善を達成しスプロケット軸出力は90式と同等と発表されているため実質の出力重量比は90式よりも高くなる。なお、国産戦車における4サイクルディーゼル機関の搭載は61式戦車以来となる。 また、変速操向機には変速比を最適に制御できる油圧機械式無段階自動変速操向機 (HMT, Hydro-Mechanical Transmission) を採用している。車両質量当りのスプロケット(起動輪)出力は現有戦車に対して格段に向上しているとされ、90式の半分の半径で旋回が可能だという。また、後退速度も70km/hを発揮することができる(2010年7月11日、富士学校・富士駐屯地開設56周年記念行事における10式戦車試作車の走行展示にて前進速度と後進速度は同じ70km/hであると解説されている) 水冷4サイクルV型8気筒ディーゼル機関と、無段階自動変速操向機 (HMT) を組み合わせにより、動力装置(パワーパック)の高効率・高応答化、そして小型・軽量化を実現している。 エンジンの燃費に関しては90式と比べ省燃費となり、携行燃料は90式の1,100リットルから880リットルに減少しているとされ、これによるタンク容積の節約も車体の小型・軽量化に寄与しているとされる。 懸架装置は74式戦車と同じく全転輪が油気圧式となり、90式では省略されていた左右への車体傾斜機能が復活している。また、転輪の数は片側5個の等間隔となり、90式の6個より減少している。車体の振動の制御のために、アクティブサスペンションもしくはセミアクティブサスペンションが採用されており、これにより走行性能と砲安定性能が向上しているといわれている。 操縦手席の様子は公開されていないが、操縦手用ハッチはスライド式で、車体の前面と後面には、操縦手用潜望鏡とは別に操縦手用の視察装置があり、操縦手はモニタを見ながら操縦するとされている。また、2007年に当時の技術研究本部長が『MAMOR』のインタビューで、今までメーター型だった計器をフラットパネル化する予定であると述べている。 エンジンが発生させる駆動力を地面に伝え、走行性能に大きな影響を与える履帯(キャタピラ)は新型を採用している。これまで車両が一定速度で走行する場合に、履帯が進行方向にすべる現象(前すべり現象)が認知されていたが、発生原因が不明だった。これを技術研究本部が2003年に発生メカニズムを解明。開発に反映され、従来の履帯に比べ走行性能が向上している。

戦略機動性(兵器の輸送)

90式戦車は北海道での運用を考慮して開発されたために重量が約50トンあり、橋梁や路面の許容重量と活荷重の面で北海道以外での平時における配備・運用が難しいとされている[注 4]。このため、10式戦車の開発においては本州、四国、九州など全国的な配備運用に適した能力、砲塔・車体一体でのトレーラー輸送など戦略機動性の向上が求められた。その結果、90式と比べて全長で約38cm、全幅で約16cm小型化され、全備重量は約6トン軽い約44トンとされている。 全国的な道路交通網の整備がなされ、61式戦車が開発された頃に比べると鉄道に頼らずに済むようになったため、陸上自衛隊では74式戦車の開発以降、鉄道輸送は事実上断念している。90式の場合、専用のトランスポーターによる輸送を行えば、道路の許容重量によって走行できるルートが限られてしまう可能性が存在し、長距離を自走させた場合に足回りを傷める可能性があったが、小型の40t級車輌とすることで車体と路面へのダメージ低減に成功した。 全国の主要国道の橋梁17,920か所の橋梁通過率は10式戦車(約44トン)が84%、90式戦車(約50トン)が65%、海外主力戦車(約62 – 65トン)は約40%とされる。 74式をトランスポーターで輸送する場合、73式特大型セミトレーラで砲塔と車体が一体の状態で輸送できる。一方、90式の場合は最大積載量50トンの特大型運搬車であれば砲塔と車体が一体の状態で輸送できるが、最大積載量40トンの73式特大型セミトレーラでは砲塔と車体を分離して別々に輸送する必要があった。 10式は74式と同じ輸送インフラを利用できるよう小型軽量化され、全備重量は約44トンとし、約4トン分の装甲などを取り外すことで73式特大型セミトレーラの最大積載量に収めている。2010年12月までに73式特大型セミトレーラに10式を乗せ、砲塔と車体が一体の状態で輸送しているところが目撃されており、その際には東名高速道路および国道を走行している。なお、輸送時の写真を見る限りでは、10式の装甲などにおける外見上の変化は確認されていない。

C4I

詳細は「自衛隊のC4Iシステム」および「陸上自衛隊のC4Iシステム」を参照 諸外国の主力戦車に装備されつつあるC4Iシステム(Command Control Communications Computers and Intelligence〈指揮・統制・通信・コンピュータ・情報〉)を陸上自衛隊の戦闘車両で初めて搭載する。これにより単車内あるいは近くの10式戦車同士が相互に情報を伝達し、敵や味方に関する情報の共有や指揮統制も可能になる。(#指揮・射撃統制装置を参照) また、基幹連隊指揮統制システムに連接させることで司令部や味方部隊との通信能力が向上し、戦車部隊と普通科部隊が一体化した作戦行動が可能となるという。将来的にはOH-1観測ヘリコプターやAH-64D戦闘ヘリコプターからの情報も入手できるようになると言われている。 なお、10式戦車は74式戦車の後継機種であるため、事実上北部方面隊のみの配備となっている90式戦車に関しては車内に戦車連隊指揮統制システム (T-ReCs) を後付けした機種を運用している(第2戦車連隊のみ)。 高度なC4Iシステムを搭載した10式は、自衛隊員の間で「走るコンピューター」との異名をとっている
10式戦車と現有の90式戦車・74式戦車、61式戦車(退役済)の比較表
  10式戦車 90式戦車 74式戦車 61式戦車
画像 JGSDF Type10 tank 20120527-07.JPG JGSDF Type90 tank 20120527-07.JPG JGSDF Type74 tank 20120527-01.JPG Museum of JGSDF Camp Zentsuji Kagawa Pref11n.jpg
全長 9.42 m 9.80 m 9.41 m 8.19 m
全幅 3.24 m 3.40 m 3.18 m 2.95 m
全高 2.30 m 2.25 m 2.49 m
重量 約44 t 約50 t 約38 t 約35 t
主砲 44口径120mm滑腔砲 ※90式戦車より高威力 44口径120mm滑腔砲 51口径105mmライフル砲 52口径90mmライフル砲
装甲 複合装甲(正面要部) 鋳造鋼(砲塔) 圧延防弾鋼(車体)
エンジン 水冷4サイクル V型8気筒ディーゼル 水冷2サイクル V型10気筒ディーゼル 空冷2サイクル V型10気筒ディーゼル 空冷4サイクル V型12気筒ディーゼル
最大出力 1,200 ps / 2,300 rpm 1,500 ps / 2,400 rpm 720 ps / 2,200 rpm 570 ps / 2,100 rpm
最高速度 70 km/h 53 km/h 45 km/h
懸架方式 油気圧式 (能動型) トーションバー・油気圧 ハイブリッド式 油気圧式 トーションバー式
乗員数 3名 4名
装填方式 自動 手動
C4I ×
コスト[26] 約9.5億円(平成22年度(2010年)) 約11億円(平成2年度(1990年)) 約8億円(平成21年度(2009年)) 3.5 – 4億円 約1億円
[Source : wikipedia]